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ことば・文化ノート3
第3章 <ことば・文化ノート>
外見的(がいけんてき)特徴(とくちょう)、服装(ふくそう)、職業(しょくぎょう)の表現
Physical Appearance, Clothing, Occupation
❶ 外見的特徴
体格(たいかく):背が高い、背が低い、体格がいい、太っている やせている、中肉(ちゅうにく)中背(ちゅうぜい)( a person of medium/average height and build)
髪(かみ):長い、短い、黒い、茶(ちゃ)色、サラサラ、ボサボサ
顔:丸(まる)い、四角(しかく)い、細長(ほそなが)い、きれい、かわいい、こわい、きつい、怒(おこ)った、疲(つか)れた
- 校長の顔は丸いし、目が大きくて、狸のようだ。
- 坊っちゃんは学生にばかにされて、怒った顔をしたり(コマ56)、疲れた顔をしたり(コマ68)している。
- メアリーはサラサラな髪をしているが、私の髪はボサボサしている。
目:大きい、小さい、黒い、赤い、青い、細い、切(き)れ長
- 坊っちゃんは寝不足(ねぶそく)で赤い目をしている=寝不足で目が赤くなっている。
- 切れ長と細い目はちょっと違う。細い目は全体的に細(ほそ)いが、切れ長は目尻(めじり)(the corner of one’s eye)が細くなっている。赤シャツの目はちょっと切れ長だ。
- 鼻(はな):大きい、小さい、高い、低い、丸(まる)い
野だいこの鼻は丸くて、どちらかというと低い。
口・耳・手・足:大きい、小さい、かわいい
腕(うで)・脚(あし)・指(ゆび):長い、短い、太い、細い、きれい、美しい
体の部分を使った表現
口が重いto be a man [woman] of few words 口が軽いto have a loose tongue
口が堅いto be tight‐lipped 口がうまいto be glib‐[smooth‐]tongued
口が悪いto be sarcastic [foulmouthed] 口を出す to butt in; interrupt; intrude
口にする to speak of; taste 口を割る to confess
口を利(き)く to speak; to mediate (between); use one’s influence (for); to act as go-between
- うらなり君は口が重いが、野だいこは口が軽すぎる。
- 赤シャツは口がうまいから、人をだますのが上手だ。
調べてみましょう。
- 顔が広い
- 顔を売る
- 顔が利(き)く
- 顔をつぶされる
- 目がない
- 目をうたがう
- 目が利く
- 目を皿(さら)のようにする
体の単語は、気持ちや様子を表す時に使われます。次の表現は、下記のどれを表しますか。
①喜よろこび Happiness | ②怒 いかりAnger | ③哀 かなしみSorrow | ④怖 おそれ Fear |
⑤驚 おどろきSuprise | ⑥恥 はじShame | ⑦愛 あいLove | ⑧嫌 にくしみHatred |
- 髪(かみ)の毛がたつ
- 顔が青くなる
- 顔から火が出る
顔を真(ま)っ赤にする - 腹(はら)が立つ
- 腹(はら)が煮(に)えくりかえる
- 胸(むね)が痛い
- 目をつりあげる
- 目を白黒させる
- 目を丸(まる)くする
- 目を細(ほそ)める
- 目に入れても痛くない
- 開(あ)いた口がふさがらない
❷ 服装
When you use these words, use 〜ているform to describe what a person is putting on. (例)ドレスを着ています。ズボンをはいています。メガネをかけています。
着る:to wear 服、着物、ドレス、Tシャツ、パジャマ、コート、ジャケット
- 教頭は赤シャツを着ているから、赤シャツとあだ名をつけた。
はく:to put something on from waist down ズボン、スカート、袴(はかま)、くつ、げた
- 山嵐と坊っちゃんはいつも袴(はかま)をはいている。最近は、成人式や結婚式だけで袴(はかま)がはかれている。
かぶる:to put something on over one’s head ぼうし、スカーフ
つける: to attach something to one’s hair, face, ear, etc. リボン、マスク、口紅(くちべに)(lip stick)、香水(こうすい)(perfume)
する:to wrap around 時計、アクセサリー、スカーフ
かける:to put on glasses メガネ、サングラス
はめる:to put ring/gloves on 指輪(ゆびわ)、手袋(てぶくろ)
❸ 職業を表す接尾語(せつびご)(suffix)
〜員(いん: a member of) 教員、駅員、店員、事務(む)員、会社員、銀行員
〜者(しゃ: a professional) 教育者、学者、文学者、研究者、医者、記者
〜者(しゃ: a person assigned to a task) 発表者、出席(しゅっせき)者
〜家(か: a specialist) 作家、小説家、画家、書道家、柔道(じゅうどう)家、政治家、音楽家、写真家
〜師(し:a master, a teacher) 教師、いかさま師、医師、美容(びよう)師
〜士(し:an expert, a brave person) 文学士、学士、紳(しん)士、武士、兵士、会計士
〜手(しゅ:a person engaged in a specific activity) 運転手、歌手、投手、選手
〜手(て: a person doing an action) 話し手、聞き手、語り手、読み手、送り手
〜長(ちょう:the head of ~, a president, a master) 校長、市長、町長、社長、会長
〜屋(や:a shop and a shop keeper) 宿屋、そば屋、本屋、花屋、魚屋、薬屋
〜店(てん: a shop) 喫茶店、茶店(ちゃや、ちゃみせ)、写真(しゃしん)店(=写真館(かん))、料理店、開店、閉店
〜業(ぎょう:a business) 工業、商業、農業、林業、漁業
[occupation]をしている:学生、教師、仕事、主婦(しゅふ)、会社員、市長、本屋、農業
[place]に勤(つと)めている:会社、駅、店、学校、銀行、病院
<読んでみましょう>
坊っちゃんの舞台(ぶたい)となった四国は、海に囲まれているので、漁業が盛(さか)んなところだ。また、坊っちゃんが四国へ来て泊まった宿屋は「山城(やましろ)屋」という。坊っちゃんは数学教師だが、夏目漱石は四国の松山中学校で英語の教師をしていた。坊っちゃんの中で、教頭は「文学士」である実は、帝国(ていこく)大学(今の東京大学)を卒業した漱石も文学士であった。
Copyright © 2012 Kazue Masuyama. All Rights Reserved. Free to use for classroom teaching. This is a working draft and will be revised in Summer 2012. If you have any comments, please email me (kmasuyama@csus.edu)
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