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層 ―映像と表現 vol.10 特集1=SFの再定義 特集2=映画論の諸相

層 ―映像と表現 vol.10 特集1=SFの再定義 特集2=映画論の諸相

定価1,980円(本体1,800円) 
ISBN 978-4-8433-5342-4
刊行年月 2018年02月

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本書の内容

【特集1 SFの再定義】
●二十一世紀のニューウェーブ――J・Gバラードの初期短編に見る時間論 藤元 登四郎
●ブラックホール/M(マインド)・E(イーター)/忌字禍(イマジカ)――フィクションのサイエンスとしてのSF 金沢 英之
●飛浩隆の享楽 石和 義之
●「(コン)パッション」の表象可能性あるいは「来るべき未来の病」に罹患した「凡人」たちとは誰か――現代SFを題材として考える 柳瀬 善治

【特集2 映画論の諸相】
●感情イメージの「発生的エレメント」――「顔=クロースアップ」から「任意空間」へ 応 雄
●死の超克としてのサクリファイス――タルコフスキーが描く死と再生 忍澤 勉
●「延長」による悲劇――『ミスティック・リバー』について 中井 朋美
●増村保造と巫女としての女優――映画『刺青(いれずみ)』における谷崎潤一郎『刺青』のテーマの再構成について 長谷川 功一
●孤立する顔――万田邦敏『接吻』について 阿部 嘉昭

(自由論文)
●団地の文学史 樺山 三英
●アクシデント性=動物性、そして「サーガなきサーガ」へ――伊井直行「草のかんむり」論 川崎 俊
●日本におけるサブカルチャーをめぐる語りの諸類型 榊 祐一

【研究ノート】
●〈愛されない〉ということ――村上春樹「品川猿」など 中村 三春

【書評】
●中村秀之著『特攻隊映画の系譜学――敗戦日本の哀悼劇』 劉 洋