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近代中国指導者評論集成 第1回配本 全5巻

近代中国指導者評論集成 第1回配本 全5巻

揃定価91,300円(揃本体83,000円) 
ISBN 978-4-8433-5015-7
刊行年月 2016年05月

本書の内容

近代中国指導者評論集成 第1巻 蒋介石(石丸藤太著・1937年・春秋社)

刊行年月 2016年05月 定価18,700円 (本体17,000円) IISBN978-4-8433-5017-1

本書は川越・張群会談を機に、蒋介石に対する認識を改めるために執筆されたものである。著者は好戦的な言辞で知られた元海軍将校であるが、本書では、蒋を勤倹尚武の風を以て国内外の難事に当たりながら中国統一に邁進する近代的な人物として高く評価している。日中戦争直前における蒋介石評価として興味深い。

近代中国指導者評論集成 第2巻 宋美齢(村田孜郎著・1939年・ヘラルド雑誌社)

刊行年月 2016年05月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-5018-8

読売新聞東亜部長であった著者は宋美齢こそ「抗戦支那の心臓」と位置づけ、宋の才知に溢れた前半生や西安事変における蒋介石の救出、重慶における抗日女性団体の組織に活躍する姿を描く。資料として宋が重慶で発表した論説や「西安半月記」(西安事変における蒋介石の手記)等の日本語訳を収録する。

近代中国指導者評論集成 第3巻 汪兆銘(森田正夫著・1939年・興亜文化協会)

刊行年月 2016年05月 定価23,100円 (本体21,000円) IISBN978-4-8433-5019-5

1939年5月、汪兆銘の来日後、汪に対する関心が高まったことにより多くの書籍が刊行された。本書はその一冊であり、辛亥革命から日中戦争に至る、汪を中心とした中国政治史を叙述し、末尾で蒋介石を打倒するリーダーとして強い期待を寄せている。また、本書に収録された声明書は『中華日報』(上海における汪政権機関紙)等より訳出されたものであり、資料としての信憑性は高い

近代中国指導者評論集成 第4巻 張学良の横顔(吉本浩三著・1932年・赤炉閣書房)

刊行年月 2016年05月 定価20,900円 (本体19,000円) IISBN978-4-8433-5020-1

本書は満洲事変前後における張作霖・張学良親子の行状をゴシップ的に描いたものである。張作霖が民衆に対して圧政を敷き、張学良が安逸に耽った挙句、敗軍の将として故郷を追われた姿を強調するなど、満洲事変時における世論の一つを示す資料として評価できよう。

近代中国指導者評論集成 第5巻 執政溥儀 宣統帝より執政まで(内山舜著・1932年・先進社)

刊行年月 2016年05月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-5021-8

「満洲国」成立後、溥儀の執政就任が発表されたが、あまりに若くして清朝皇帝を退位したため、如何なる人物であるかは知られていなかった。著者はその関心に答えるために、朝日新聞社員として収集した資料を元に、近代中国史を背景に廃帝から天津での生活、執政就任までの流れ、そして溥儀の仁徳ある人柄を描き、新国家の要人としての輝かしい前途を示している。